1メートルだけ、移住

今日は、海の日でした。
朝、雨の音が凄くて飛び起きました。
窓が全開だったので、部屋には水溜りが。
そして、一瞬「会社に遅刻する」と焦ってしまいました。
今日は休日。



今日は、特にすることがありませんでした。
部屋の水溜りを掃除していると、模様替えがしたくなりました。
我が家は3階建てで、3階が子ども部屋になっています。
姉の部屋が6畳、クーラー付きで、私の部屋は5畳半です。
もちろん、年功序列で条件の良い部屋は姉が優先、選択の余地はありませんでした。
アコーディオンカーテンで仕切れるようになっていて、一部屋にもできます。
今は、姉が出て行ったので、一人で使用していたのです。



しかし、姉の部屋は空でも、私は自分のテリトリーから出ることはありませんでした。
理由の一つ目は、使い道がわからなかったからです。
部屋は、窓や押入れがある都合上、家具の配置は限られている為、良い使い道を考えるのが億劫だったからです。
二つ目は、今のままでも不便は感じていなかったからです。
狭いながらも、ベッドマットレスだけて部屋の半分を占めていようとも、ずぼらな私には住み心地が割りと良かったのです。
ベッドの上で何もかも出来ました。
テレビを観るのも、音楽聴くのも、化粧するのも、本を取るのも、です。



しかしながら、片付けが嫌いな私の部屋は物は増えるが、広さにも限りがあり、物が飽和状態で、ごちゃごちゃし過ぎていました。
文庫本は、本棚に収納出来ず、その上に20センチ積み上げられている状態、漫画に至っては、テーブルに山積みです。
クーラーがある部屋で寝たい、水墨画を描く場所がない(机はありますが、物が多すぎて半紙が置けない)、部屋をすっきりさせたいとの理由で、模様替えを決行することに。



とりあえず、物を収納する物を購入せねば、某家具屋さんに行きました。
そこで、一番安いけれど、最低限の役割を果たしてくれそうなドレッサーを購入。
本当は、バンブーのアジアンなやつが欲しかったのですが、収納が少なくて、値段が3倍となっては泣く泣く諦めるしかありませんでした。
水墨画兼仕事用の「和」スペースを作る為、畳風マットに座椅子も追加。
思い描いた完璧な部屋にするには、まだまだ必要な物がありますが、金銭面の問題で買い物は終了。



父の助けを借りながら、ドレッサーを組み立てます。
そこで父が衝撃の発見を。
父「この鏡、曲がって取り付けられてるね。返品する?」
さすが安物、だからかは知りませんが、鏡が20°程傾いていました。
ねじ「・・・いいよ、別に。面倒だし」
父「あ、そ」
外は雨、半分組み立て済みの状態。
店に言えば、交換してもらえたとは思いますが、雨の中30分かけて店に行くのも面倒で、自分が我慢すれば良いことだと納得しました。
元から、鏡が斜めに付いているモダンなデザインだと思うようにしました。



無事、ドレッサーも完成。
TV台の上やら床に転がっていた化粧道具や香水はしっかり収納。
この模様替えのメインである「和」の空間も半分出来ました。
この度、ベッド、ドレッサー「和」の空間が姉の部屋になりました。
コンセプトとしては、姉の部屋は「生活の間」で、私の部屋は「寛ぎの間」です。
要は、ごちゃごちゃした部屋を捨て、生活の場を変えただけのことです。



この後の改造計画は、「和」の空間を仕切る暖簾を購入して、憧れの手ぬぐいをインテリアにして(綺麗な手ぬぐいを額に入れて飾る)、座布団も買って、開かずの扉となっている押入れの中身を一掃して、密かに集めている美術書とか絵本とかお洒落雑誌をディスプレイ出来るような本棚を購入して、ベッドカバーの色も和風な色のに変えて、余裕があればソファとラグマットも購入、そんな妄想をしています。
冷静に考えれば、平日は寝る時間も入れた滞在時間約6時間、休日も8割は外出、残りの2割は寝てます。
そんな部屋の為に時間とお金を割くことに疑問を抱き始めました。