2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ブラリネジ

福造は、複雑な気持ちになった。 最近、相棒は新入りカメラに心を囚われている。 「大福」という名前を付けて、甚く愛でている様子。 相棒の先輩カメラとしては、それが幸福かどうかは判断しかねる。 技術としては未熟者のくせして、良いカメラやレンズを使…

たからモノ

「あなたの宝物は何ですか」 そう聞かれて、一番に思い浮かぶ物。 私の場合、腕時計。 勿論、福造をはじめとするカメラ達とか、思い出のあの品とか、宝物はたくさんあります。 でも、何故かこれなのです。 GUCCIの腕時計。 それは、姉から貰った物です…

蛋白質でできた「いいかげんな」思考体

はじめに言っておきます。 この本は、万人にお勧めは出来ません。 でも、物凄く面白かった。中古カメラの愉しみ―金属人類学入門 (知恵の森文庫)作者: 赤瀬川原平出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/02メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (4…

備忘録

最近、周りの評価を気にしたり、深く考え過ぎたり、義務になってないかとか思ってしまったり、そんなこんなで。 少しの間、スランプに陥ってました。 シャッターを押すのが臆病になっていたのです。 でも、カメラ仲間との町歩きだったり、大福との出逢いだっ…

運命を感じれば、お持ち帰りだってしますよ

ここ最近は、慌ただしくも愉しい毎日でした。 色々な人を招いて鍋会したり、呑んだくれだり、写真オフ会に参加したり、呑んだくれたり、大雪が降ったり。 本来なら、今日は大雪でパニック的なことを書くのが一般的なのですが。 それでどころではなかったので…

彼女はその唄を聞いて、一度、涙を流したこと。

来た、来た、この感覚。 本を読んでいて、鳥肌が立って、感情が揺さぶられて、そして満足する。 読む本全てがそういう作品ではないけれど、ときどき出会う、この感覚。 私が本を読むのは、「宝物探し」と同じようなものなのかもしれないです。 今回、見付け…

のに、のに、のに

社会人だもの。 世間的には、中堅と言われるような立ち位置になってしまいました。 それでも、上手く行かないこととか、やり切れないことに戸惑ってしまう。 自分の力量不足だとか、臆病さとか、怠慢とか。 色んな要因があって、落ち込んだり、憤ったり、不…

どれもこれも、縁だから

写真に本腰を入れてから、ここに来たのは初めて。 東京都写真美術館。 場所も、恵比寿という絶妙感。 たまたま正月の新聞広告を見て、行こうと決めた。 それが、今だっただけの話。 二つの展示会をハシゴ。 最初に行ったのが「写真の飛躍」。 日本の新進作家…

ミニちゃぶ台の必要性について。

福造は、うんざりした。 女という生き物は、複雑なようで単純、面倒臭くて極まりない。 それは、今も昔も変わらぬ真理らしい。 その日は、風は冷たいが、快晴。 相棒の愛する空模様だ。 当然、どこかに出掛けるつもりらしい。 朝から妙に浮き足立っている。 …

たしかなこと

新年早々、箱根駅伝で感動。 良い始まりです。 話は変わります。 昨年、とある知人からフォトブック作成依頼を受けました。 写真のデータさえ貸してもらえれば、いくらでも作れます。 恐縮ながら手間賃まで頂いてしまったので、写真関連の初仕事です。 お題…

たのしい方向音痴

福造は、初日の出を前に願った。 今年は、この喜怒哀楽の激しい相棒に「喜」と「楽」がたくさん訪れることを。 この願いは、福造の為でもある。 単純な相棒は、気分が良ければ、たくさん写真を撮る。 いや、あまりに良すぎると写真そっちのけになる傾向もあ…