生姜ないよね

いつのまにか夏はひっそりと去って行こうとしています。
春に続く、インフルエンザ特需のおかげで、毎日とても忙しいです。
早朝出勤、残業、休日出勤は当たり前。
結局、夏休みも消化しきれず。
そんな訳で、今週も休日出勤。
しかし、土曜日は電話が殆ど鳴らないので、仕事が随分とはかどります。



夏を少しだけ取り戻しました。
仕事終わりに、夏祭りに参加しました。
労働者側で。
社長が所属しているソフトボールチームが、毎年花火大会の屋台を出店しているというので、そのお手伝いです。
いつも、そのチームのゴルフコンペに参加させてもらっているので、たまには役に立とうかと。
正直な所、「間近で見れる花火と、ビール飲み放題、ヤキソバ食べ放題」の誘惑に負けました。
意外と、こういう文化祭的なノリも好きなのです。



売る物は、ヤキソバとソフトドリンク。
ヤキソバは、おたふくソースを使った本格派。
看板は、チームの印刷会社の人が会社に内緒で作って来たので本格的。
鉄板は、分厚く、熱伝導も配慮された力作。
これもチームの板金屋さんが仕事そっちのけで作ったとのこと。
遊びに本気で取り組むあたりが、大人って面白いと思います。



仕事は以下の通り。
・ヤキソバを焼く人
・ソバを洗う人
・そのヤキソバをパックに詰める人
・青のりと紅生姜を飾る人
・輪ゴムをかける人
・売る人
私は、ひたすらヤキソバをパックに詰めていました。
見た目、動きがトロそうだとよく言われます。
実際そうなのですが、こういう仕事時にはテキパキ身体が動くのです。
長年に渡り培われたバイト経験の賜物です。



毎年、大盛況だとは聞いていましたが予想以上でした。
どんどん客は来るし、まとめ買いして行くし。
あっという間にストックが尽き、生産が間に合わなくなる程でした。
最初は、ビール飲みながら鼻唄交じりに作業していましたが、そんな余裕もなくなりました。
だんだんハイテンションになってきて、それはそれで楽しかったです。
「紅生姜もうないよ〜」
「しょうがないでしょ〜」
「・・・しょうもないっす」
何百食も詰めた所で、無事完売。
丁度その頃、花火が夜空を飾りました。



近くで上げているので、迫力満点。
スタッフ用に取っておいたヤキソバを食べつつ、店の裏側の特等席で観覧することが出来ました。
一仕事した後のビールと花火は格別で。
どうやらいい気分でビールを飲み過ぎたみたいです。
「罪状、ビール飲み尽くし。罰として、来年も手伝い」
中々厳しい判決です。
今年の花火はこれで最後でしょう。
いい思い出でした。