たられば

先日の深夜の話。
千鳥足でふわふわと走っていたのです。
どんな状態だったのかは、想像にお任せします。
霙混じりの道路で滑りました。
今思えば、思い切り転んでおけば、擦り傷程度で済んだかもしれないのに。
この歳になると、本気で転ぶのには膨大な勇気が必要で。
弱虫の私は、何とか踏みとどまったのでした。
左足を犠牲にして。
小さなプライドと引き換えに、左足は変な方向に曲がりました。



これは人間の神秘だ。
おかしな方向に曲がった足首がまだくっついている。
上手く歩けないけど、別名「傘」という「杖」があって良かった。
これは、明日病院に行ったらギプスで固められてしまうかも。
足の爪は今のうちに切っておこう。
明日ってスーツ着ていく日なのに、パンプス履けるのかしら。
本当にどうでもいいことばかり頭に浮かびました。
どんな状態だったかは、想像にお任せします。



起床。
あまりの激痛に、唸りました。
軽く、二日何とかってやつに襲われつつ、それ以上に痛い。
まともに歩けないので、文字通り這って会社まで行きました。
前日定時で上がって、挙句の果て足を負傷しただなんて、とても言えません。
朝、部屋で転んだことにしました。
足首の腫れが大変なことになっていたので、近くの接骨院へ行きました。
ただの捻挫、されど捻挫。
テーピングでぐるぐる巻きにされた左足一丁上がり。



捻挫だなんて、幼稚園以来です。
まったく、不便極まりないです。
足って、とても大切。
幸い、右足は元気なので、車の運転は可能でした。
3日もすると、内出血が皮膚の表面に浮き出てきて、足が腐っているような状態に。
見た目は悪いけれど、順調に回復している証なのだとか。
未だに、足首は紫色です。
もう少し経つと、黄色くなるそうです。
怪我よりも、治療費の方が痛手だったりするところが悲しいです。



痛くて情けない一週間でした。



良い知らせもありました。
来週、部屋から徒歩30秒の場所に、ローソンの100円均一ショップが開店するそうです。
ますます、住みやすい場所になりました。