ポカンと空を眺めていれば手に入るもの

久々の森見作品。

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

今回の主役は、腐れ大学生ではなく、阿呆な狸。
背表紙の言葉通り、ふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー



とにかく、ふわふわの毛玉たちの可愛らしいこと。
森見作品は、擬音語が「かわゆい」と思うのです。
「ぽてぽて歩く」とか。
序盤は、ほのぼのとそのまま終わるのかと思いきや、後半は手に汗握りつつ、のほほんと、しかしスカッと。
訳のわからない感想で申し訳ないのですが、とっても良かったです。
毛玉最高、最高。
我が家の愛おしい毛玉を、もふもふと抱きしめたい衝動に駆られました。
「面白きことは良きことなり」