また一から集める、いずれ失うであろう物を

今回はアラフォー、アラサー的小説。

愛は苦手 (新潮文庫)

愛は苦手 (新潮文庫)

こちらは、アラフォー女性が主人公の短編集。
山本幸久、どうして女性の心理を書くのが上手いのだ。
そして、相変わらず元気になる。
あと10年して読んだら、もっと愉しめるのだと思います。



野良女 (光文社文庫)

野良女 (光文社文庫)

花宵道中 (新潮文庫)ですっかりハマった宮木あや子
こちらは、アラサー女性が主人公の短編集。
自分と同世代なだけに、かなり面白かったです。
これは、男性が読んではいけない小説。
飲んで笑って、ちょっぴり泣いて。
一生懸命な彼女たちのガールズトークの中に自分もいるみたいな錯覚。
「これはない」とか思いつつ、笑って泣いてしまう自分も共犯者。
しかし、壺井の章の「ていうかソレントへ帰れ!!」「出陣じゃー!」には電車の中で大爆笑してしまいました。傑作。