緑の猫と旅は破壊の結果

昨日の夜に読み終わった本。

いつか記憶からこぼれおちるとしても (朝日文庫)

いつか記憶からこぼれおちるとしても (朝日文庫)

どうしようもないです、この活字中毒症は。
本を読むペースが早過ぎて、出費が増えています。
最近、本を手放すことができません。
何にもしない時間を作りたくないのです。
色々なことを考えてしまうので面倒臭いから、現実逃避に出掛けるのです。
そろそろ休んでも良い頃だとは思うのですが、まだ私の足は止まりたくないと言っています。
今日読み始めた本も、相当面白い予感がするので、また近いうちに感想を書く羽目になるでしょう。
地元の駅に着いても、本を読むのを止められなくて、駐輪場の入り口まで本を読みながら歩いていました。
気付いたら目の前に練習終わりの後輩たちがいて、きまりが悪かったです。



本の感想。
季節がちょうど今と同じでした。
クリスマスとか正月だとか、登場人物は女子高生なので期末テストだとか。
この時期に手に取って良かったと思いました。
これは夏に読む本ではありません、多分。



以前から何度か触れていますが、江國香織の作品は大好きです。
自分は自分でいいんだって思えるようになるからです。
周りを気にせず、自分は自分のペースで愛しい時間を探し出すのです。



同じ学校の同じ教室で勉強している女子高生の6つの話でした。
背表紙には残酷でせつない、とても可憐な物語とあります。
確かに。
絶対、その6人の中に自分と重なる子がいると思います(女性限定ですが)。
6つの話の主人公は別々でも所々で繋がってる、そういう構成はとても面白かったです。
大分昔なのでテストの後とかこんなんだったかなぁ、とか懐かしくもなりました。
しかしながら、今の高校生ってどんな物が流行っていて、どういう文化を築いているのでしょうか。
気付けば、ルーズソックス履いている子を最近見掛けません。
遠い昔の話ですね。