笑窪、メリー続キマス

またまた1冊読み終えました。

姫椿 (文春文庫)

姫椿 (文春文庫)

これもまた、泣けると評判だった本です。



凍てついた心を抱えながら日々を暮らす人々に、冬の日溜りにも似た微かなぬくもりが、舞い降りる。魂を揺さぶる八篇の短編集。(背表紙より抜粋)
最近はツイているようで、また良い本に出会いました。
八篇もあると、好き嫌いが多少はありますが、心の端っこがほんの少しだけ暖かくなるような、そんな本でした。
特に「シエ」がとんでもなく好きな話でした。
「マダムの咽仏」と「永遠の緑」も好きです。
「オリンポスの聖女」も素敵でした。
逆に「トラブル・メーカー」は読まなければ良かったと思いました。



浅田次郎の作品は初めてでしたが、良い感じでした。
文章表現がキレイで好きです。
浅田作品の在庫がもう1冊あるので、読むのが楽しみです。



こんなにもハイペースで本を読んでいる私ですが、読書専用の時間は設けていません。
だいたい、「ながら」読みをしています。
電車に乗り「ながら」。
昼食を取り「ながら」。
車を運転し「ながら」。
その本が面白ければ面白い程、「ながら」時間が増えます。
読書専用の時間がないのは、単に1日は24時間しかないからです。
1日のうち、自分の好きに使える時間は会社から帰宅後のたった2時間だけ。
無理もない話です。
その2時間を作る為に貴重な睡眠時間を削らないといけない状態なのですから。
1日が30時間位あれば、読書専用時間を作るのもいいでしょう。



先日、道路が混んでいて暇だったので、本を読みながらノロノロ進んでいました。
気付いたら白バイが横付け。
青ざめました。
あれだけ事故を起こしていても奇跡的にゴールド免許街道まっしぐらだった私も、遂に没落か…。
しかし、「危ないから止めなさい」と注意だけで終わりました。
それが本じゃなくて携帯だったら切符切られていたかもしれません。



車が煙草臭かったので、芳香剤を購入しました。
思いの外匂いが強く、気持ち悪いです。
洗濯用洗剤の香りがします。
でも、勿体無いので意地で置いています。
同乗した業者に「う〜ん、洗剤臭いね」と指摘されました。