歯医者でも虫歯になるんですね

今日は母の日です。
普段、母の脛を齧ってばかりなので、毎年何かしらプレゼントは贈っています。
自分で選んでサプライズでも良かったのですが、無難に本人の意思を尊重することにしました。
何か欲しい物があるかと尋ねたところ、これが欲しいとのことでした。

えんぴつで奥の細道

えんぴつで奥の細道

どうやら、今話題の本らしいです。
母は「とくダネ」を見て影響されたとか。
飽きっぽい母の性格上、「半分も書かないで終わりそう…」と内心思っていましたが、プレゼントはこれにしました。
それだけだと、寂しいので、母の好きな赤系の紫陽花の花も添えました。
父の粋な計らいかどうかは知りませんが、我が家の玄関には紫陽花が植えてあって、もう少しすると、立派な紫陽花が咲きます。
その紫陽花は青系や白の花なので、新たな配色を加えることにしたのです。



ねじまき家の話。
我が家は皆、働いています。
生活リズムもバラバラで、中々家族が顔を合わせることもないです。
私は朝が早く夜が遅いので、1度も家族と顔を合わせないこともしばしば。
父は朝が更に早く、夜は早く寝ます。
母は気まぐれです。土日は仕事なので、休みも重なりません。



そんなねじまき家のコミュニケーション、それは「メモ」です。
事の発端は、私が朝起きられるか心配なので、更に早起きな父に向けて毎日「○時に起こして下さい」とメモ書きするようになったことです。
そのうち、「今日は○時。よろしく」とか「○時で。死にそう」とか「明日、早起きするから駅まで乗っけて」と、文面が長くなっていきました。
母もときどき「遅くまでご苦労様。洗濯機回しといて」とか「凛に食べ物を与えないで下さい」とか、メモを残すようになりました。



ある日、会社で表彰されたので「今日は○時で。会社で表彰されたよ!!」というメモと、賞状を置いておきました。
次の日の朝、父から「おめでとう」というそっけないけれど、初めてのコメントが書き残されていました。
帰ったら母からも「おめでとう。で、賞金はいくらもらえたの?」とのメモが。
そんな家族です。



我が家の方針は「放任」。
互いに必要以上に干渉はしません。
それでも、色んなカタチで繋がっています。
改めて家族に感謝する機会ってあまりないので、今日はしみじみ噛み締めてみました。
さて、父の日は何をあげよう。