…いいじゃん、別に

4月から、習い事を始めました。
理由としては、このまま仕事一色の生活では死んでしまう、息抜きしたい、出来れば一生モノの趣味が欲しい、というような物です。
あとは、習い事をしている友達が輝いて見えたからです。
やはり、趣味に生きることは大切だ、と思いました。



さて、私の趣味といったら
・読書
・映画鑑賞
・酒
・買い物

といったところです。
特に、読書と映画鑑賞は趣味ベスト1、2にランクインするのではないでしょうか。
それでは芸がないし、殆どが「与えられる」物であって、「受身」な趣味なのです。



それでは、何をしようかと考えたときに思いついた物。
1.楽器
過去にピアノ、エレクトーン、トランペット、クラシックギターとやった経験があります。
練習するのが嫌いな私は上達するはずもなく、面白さを知る前に挫折。
唯一ギターは楽しかったし、練習も頑張りましたが、独奏やコードが出来ないが故、一人で弾いていてもつまらないので封印してしまいました。
元々、音感とリズム感が著しく悪いので、向いていないのだと思います。
聴く側の方がいいです。

2.料理
これも、やっている子が何人かいるので。
料理の腕は上がるし、食べられるし一石二鳥です。
しかし、そこまで食に対し執着していないので、今のままで十分かな、と思ってしまいます。
食材費もかかりそうだし、太りそうだし、それで却下。

3.ダンスやスポーツ
これも定番です。
しかし、学生時代、数学よりも理科よりも大嫌いだったのが「体育」の授業。
そんな私がわざわざ苦痛を選ぶわけがありません。

4.語学
これは、今後役に立つしいいかもしれないとは思いますが、勉強は嫌いです。
英語や流行の韓国語、話せればカッコ良いし、旅行にも便利そうですが、日本を出る予定は当面ないので、必要なしと判断。



それで、最後に行き着いたのは「アート」です。
学校の授業では「図工」が一番好きで、絵を描くことが好きだったのです。
思えば、中学卒業以来、マトモに絵を描いていませんでした。
書いても落書き程度です。
「写真」とか「陶芸」にも惹かれましたが、とりあえず「絵」に決めました。



「絵」といっても色々な教室があります。
「水彩画」「油絵」「日本画」「デッサン」「スケッチ」等々。
そこで、私が選んだのは「水墨画」です。
色々な人から「随分、渋いのを選択したね」と驚かれました。
選んだ理由は、墨の濃淡だけで表現する無限の世界と奥の深さに惹かれ、この年齢でやっている人も少ないだろうから珍しくてネタになるかな、という単純な物です。



そんなこんなで、隔週おばちゃん、おじちゃんに混じって絵を描いています。
先生の得意分野が「花」で、基礎を学べる「四君子(蘭・竹・梅・菊)を習っています。
まだまだ、濃淡とか上手く出せないし、前途多難ですが心が落ち着いて楽しいです。
もっと基礎を学んだら、アレンジして、西洋の建物とか景色を水墨で描けるようになりたいというのが当面の目標です。
早く作品をお披露目出来る日が来るといいのですが。