爆弾の雨の中、微笑むことが出来ますか?

気付けば、観たい映画がたくさん上映されていました。
片っ端から、観ることにしました。
トンマッコルへようこそ (角川文庫)
この作品の存在を知って以来、観たくて仕方なかった作品です。
笑って泣ける、そんな映画は理想的です。



この映画の時代背景は、朝鮮戦争真っ只中です。
戦争映画は、後味が悪いので避けたいところですが、どうしても怖いもの見たさで足を運んでしまいます。
しかし、この映画は戦争映画独特の暗さはありません。
前半はほのぼのしていて、劇場を微笑みで包み込んでくれます。
そして、後半は一気に泣かせてくれます。
肩を震わせて泣いたのはいつ以来でしょうか。
もう堪りません。
戦争映画なだけに、根底には「平和って何?」「敵と味方の違いは何?」など、重いテーマも垣間見えます。
泣いて笑って考えて、とてもお腹いっぱいです。



音楽も素敵でした。
もちろん、久石譲です。
そして、オープニングも水墨画風で凝っています。
あのエンドロールも良いです。
何から何までツボな映画でした。



最近、笑ってないし泣いてない、そう思ったら映画館に行くことをお勧めします。