ズラチナルーカ

ひとまず、ご報告です。
仕事、辞めました。
厳密に言うと、12月15日付で辞めます。
先週で仕事を引き継ぎ、今は有給消化中です。
昨日まで北海道に行っていたのは、入社してすぐに転勤した同期に会いに行っていたのですが、それはまた別の話。



辞めるにあたって、色々な葛藤はありました。
自分の性格上、途中で辞めることは逃げ出すみたいで、プライドが許さなかったり。
ようやく一人前というところまで育ててくれた会社や、可愛がってくれた取引先の人に対しても何一つお返し出来ていなかったので、社会的責任という視点から見れば、明らかに無責任な行為だということも自覚しているつもりです。



しかし、人生に於いて「きっかけ」は大切だと思いました。
とにかく、自分の直感を信じようと決心しました。
一度きりの人生なので、自分優先で行こうと開き直ることにしました。
辞めたことに対し、格好良い理由はいくらでも付けられます。
でも、それは間違っていないけれど、綺麗事過ぎると思いました。
一番的確な理由を言うなら「開放されたかった」んです。
色々な意味で、です。



仕事は、拘束時間は長いし、体力も要るし、理不尽な事で怒られることも多いし、とにかく大変でした。
しかし、初めての会社だったので、他と比べる術もなく、当たり前のように馴染むしかありませんでした。
そうでもなければ、耐えられなかったと思います。
この会社に行こうと思った理由は、ここしか内定が貰えなかったからです。
本当は、事務職あたりに落ち着きたかったのですが、営業職しか募集してませんでした。
自分の性格上、絶対営業は向いていないと思っていました。



1年目は、慣れることに精一杯でした。
2年目は、怒られてばかりでした。
3年目になると、仕事を楽しいと思えるようになっていました。
あれだけ嫌だった営業職。
しかし、営業職も悪くないと思える自分がいました。
むしろ、好きかもしれません。
学生の頃は人見知りが激しくて、人付き合いが大の苦手でした。
しかし、否応なしに新しい出会いがある、この職の醍醐味が解るようになりました。
良い上司・先輩たちと、取引先の人に会えて、私はとても運が良いと思います。
厳しい環境に耐えられる強さをくれたこの会社が、はじめての会社で良かったと確信しています。
本当に感謝の念でいっぱいです。



この会社を辞めて良かったかは、わかりません。
私が見れる結果は、退職した結果だけで、続けた結果はわからないからです。
それならば、この選択が正しかったって思わないと悔しいので、後悔はしません。
これからのことに不安は残っていますが、突進するしかなさそうです。
来年は猪年なので、丁度いいです。