涙とはこういうものだったか。自分の意思で止めることができない。

またしても横山秀夫

臨場 (光文社文庫)

臨場 (光文社文庫)

この作品も短編集です。
かなりクセのある検視官倉石が臨場する事件から浮かび上がる人間模様。
事件の真相も見事ですが、それ以上に浮かび上がる人間の感情が何とも言えない気分にさせてくれます。
前回読んだ第三の時効 (集英社文庫)と同じ系統の警察物の話ですが、また違った味わいがあります。
私は、こちらの作品の方が好きです。



実はこの本は、一週間前に読み終わっていました。
最近、パソコンを開くのも億劫な生活をしていたので更新が滞っております。
だいたい、本や映画の感想ばかり書いているときはネタ切れか、心地よい文章が降って来ないときです。