ハコイリムスメ

週末の母親へのメール。
「土曜日こっちで用事あるから、ついでに帰るね」
そして返信。
「丁度良かった!!昨日、凛の誕生日だったの。プレゼント楽しみにしています」



母親は娘の誕生日は忘れるくせに、愛犬の誕生日には執着があるようです。
先日まで、私の年齢を間違えていました。
娘も二十歳を過ぎれば、何歳でも関係ないといったところでしょう。
母親の偏った愛情には呆れるばかりですが、自分も立派な飼い主バカだったりします。
可愛い愛犬の為に、お散歩用のリードと、高級ドッグフードを購入しました。



家に着くと、三歳になった愛犬が尻尾を振ってお出迎えしてくれます。
早速、プレゼント贈呈。
リードは首輪だと苦しそうなので、胴回りに装着する物を買いました。
装着させたところ、とてもきつそうです。

ねじ「何でこんなに窮屈なの?!5キロまでの小型犬用買って来たのに」
母「あら、凛ちゃんは7キロ弱よ。頑張って痩せなくちゃね」

確かに、見る度に太っているとは感じていましたが、ここまでとは。
母の話によると、獣医にまでダイエット宣告をされたそうです。
今まで贅沢三昧だった食生活から一変、ダイエット用のドライフーズにてダイエットに励んでいるとか。
顔はミニチュアダックスなのですが、胴体はコーギーのように丸い。
ぽっちゃり犬も可愛いのですが、健康のことを考えると標準体重に戻す必要があるわけです。



しかし、涙ぐましい努力をしているのに、変化はない。
なぜか。
私は見てしまいました。
父と母は、お互いが知らない所で凛に食事を与えていたのです。
「お母さん(お父さん)には内緒ね」と自分の食事を分け与えていたのです。
急に質素な食生活になったら可愛そうと思っての行動らしいです。
私のプレゼントを使用出来る日は訪れるのでしょうか。



BRUTUS (ブルータス) 2008年 3/1号 [雑誌]

BRUTUS (ブルータス) 2008年 3/1号 [雑誌]

本屋の平棚に積み上げられていたのを即買い。
こんな円らな瞳で見つめないで。
掲載されている可愛すぎる犬たちに、胸が締め付けられます。
飼い犬は血統書付きですが、本当は柴犬系の雑種が好みです。