それでも私は幸せでした

すごく悩みました。
結局、誘惑に負けました。

この原作、ここでもレビューを書きましたが、凄いんです。
今思い返しても熱くなってしまう程の、超大作です。
たいてい、好きな小説が映像化されるとガッカリしてしまいます。
しかし、今回はキャストが自分のイメージと合っていた所に惹かれました。
堤真一に堺雅人って、何よこの鉄壁。

上映時間は約２時間半と、長めです。
あの小説をそれで収めるのは、やはり無理だったようで、端折られていた部分もあり、設定が変えられていた所もあり。
それでも、妥当という感じの変更だったように思えます。
設定が変わってしまい、好きだったシーンがなかったのは残念でしたが、仕方ありません。

映画でも十分に「熱さ」が伝わりました。
やっぱり、この原作は凄まじいと再確認しました。
原作で涙した、場所でやはりボロボロ泣きました。
佐山記者役の堺雅人があまりにも素敵過ぎます。
これが見たかったんだよと、満足。

原作を読んだ人の意見は分かれるところでしょうが、私は見て良かったと思いました。
読んでいない人はもっと堪能出来ることでしょう。
それでも、原作を最初に読むことをお勧めします。