晴天の悲劇

遡ること、23日の休日。
少し寒いけれど、気持ちの良い晴天。
することは決まっています。
年末大掃除。
何となく、掃除をするのは晴れた日でないとやる気が出ません。
朝から洗濯機を稼動させます。



カーテンに寝具に、独り暮らしの部屋にしては広いバルコニーいっぱいになる程の洗濯を一気にします。
そこで悲劇は起きるのです。



洗濯機を回しているとき、やけに「ガタッ、ゴンッ」重たい音が響いていました。
それでも「気のせいだろう」と流してしまう大雑把な性格。
洗濯終了のブザーが鳴り、鼻唄まじりに洗濯物を取り出します。
そして、洗濯層の中で最後に残っていた物とは。
携帯電話。



機種変して僅か1ヶ月の。
鏡のようにツヤツヤしたシルバーの。
ローンは丸々24ヶ月分残ってるの。
どうしてくれるの。



ツヤツヤのボディは傷だらけ。
液晶は水浸し。
電源ボタンを押すと、なぜかバイブ機能が作動して震える。
何もしなくても急に震えだす。
完全に壊れています。
何の前触れもなく震えるのはある意味怖い程。



ベッドの上に携帯を放り投げたままで、それに気付かず携帯を乗せたシーツを洗ってしまったのです。
これほどまでに大雑把な自分を恨めしく思ったことはありません。



とりあえず、近所のソフトバンクショップに駆け込むことにしました。
対応してくれた職員に、負傷した携帯を見せました。
「あー・・・(ご愁傷様デス)。」という、解りやすい反応でした。
修理出来るかも怪しい上に、年末で時間がかかるし、修理費用は新しい携帯を購入出来るくらいの高額であると告げられました。
とりあえずは、前に使用していた携帯を使用している私の選択肢は以下の通り。

1.あと二年、旧機種で頑張る(費用は0円)
2.修理に出す(費用がかかる上に、直ったとしてもボディは傷だらけ)
3.新機種を買う(出費嵩む)

半ばヤケクソになり、新機種を購入することにしました。
何かと出費の嵩む年末年始に痛過ぎる出費。



唯一の慰みと言えば、旧携帯のおかげでメモリがほぼ無傷な状態で復元出来たこと。
新携帯の色がピンクシルバーで気に入っていること。



次回買い換えるときには、完全防水タイプにしようと強く誓った年末。