勇気は実家に忘れてきました

人生で一番本を読んだ一週間でした、絶対。
風邪で療養中、あまりにも時間があり過ぎたのです。
幸い、とてもとても慈悲のある友人から大量の本を譲り受けていたので、読む本は有り余る程所有していたのです。
普段、読み進めるのが困難なハードカバーを思う存分貪り尽くしました。



モダンタイムス 特別版 (Morning NOVELS)

モダンタイムス 特別版 (Morning NOVELS)

つい最近読み終わった「魔王」の続編的な話です。
私は、こちらの方が断然好きです。
まるで漫画を読んでいるかのような感覚。
かなりの長編だったのですが、1日で何とか読破。



夢見る黄金地球儀 (ミステリ・フロンティア)

夢見る黄金地球儀 (ミステリ・フロンティア)

こちらは、年末から少しずつ読み進めていました。
暇な時間を利用して一気に読破。
お馴染み、チーム・バチスタの著者です。
深く考えなくても読める娯楽作。
私はしばしば、実写版になったときのキャストを勝手に想像してしまいます。
主人公に昔から思いを寄せる怪力バーテンの女性アイちゃん。
名前のせいからかどうしても、はるな愛が浮かんで来てしまいます。
小説の設定上、彼女は最初から女性ですが、問題はないかと思います。



きみはポラリス

きみはポラリス

大好きな三浦しをん
しかも短編集。
友人に感謝。
予想通り、とても嗜好に合っていました。
違う本に掲載されていた著者の短編もすごく好きだったので、そんな作品をたくさん読めたことに満足。



町長選挙

町長選挙

イン・ザ・プール」を楽しく読めたので、これも同様であることに確信を持っていました。
あっという間に読み終わった後に「あ〜、面白かった」と呟きました。
このシリーズ大好き。
読んでいる私まで、伊良部先生のペースに巻き込まれます。
患者たちが心の病気から開放されるとき、何とも言えない爽やかな風が吹く。
早く「空中ブランコ」も読まなければ。



聖女の救済

聖女の救済

容疑者Xの献身」と同じガリレオシリーズ。
私にとって読むのは二作目。
前作と同じくらいに面白かったです。
そして、トリックに驚かされました。
どうしたらこんなに凄いアイデアが浮かぶのだろうかと。
絶対に予想出来ません。
題名の付け方がとにかく絶妙。
読んだ後に、題名の持つ意味の巧妙さというかそういう意図を読み取れると、ぞくぞくします。
そういった意味だと、東野圭吾の作品でぞくぞくしたのは二作目。
かなり強くお勧めしている「秘密」です。
今考えても、それが持つ意味にぞくぞくします。



一週間で5冊。
頁にして1854。
自分でも呆れる程に暇だったのです。
勢いに乗って、まだまだ本を手放せません。