僕らが旅に出る理由

[旅]観る、食べる、稼ぐ、おもいっきり香港
話題の新型インフルエンザの脅威も何のその。
行って参りました、香港。



話は、2ヶ月前に遡ります。
母親からのメール「GW、まとまって休みが取れそうです。海外に行くよ。」
こちらの都合は一切関係なく、決定事項でした。
娘二人が家を出て行ってから、両親は第二の人生を楽しんでいるのです。
特に、母親は行動的になっています。
今まで、スイス(姉と同行)、韓国(私と同行)、オーストラリア(姉妹と同行)に行き、すっかり海外旅行に魅了された様子。
秋には、韓流ドラマ好き友達と再び韓国に行くのだとか。
テンパったおばさんという生き物は、外国語は勿論、日本語ですら通じないので心配です。



私も、財政難という課題があるものの、経験はお金では買えないということで、海外行きを決意しました。
本当は、ヨーロッパとかに飛びたい所ですが、そこまで休みが取れる訳はなく、近場を探すことに。
そうなるとアジア。
私は、ベトナム行きを志願したのですが、あっさり却下。
母の独断で、台湾か香港がいいということに。
マカオにも行ってみたかった私は、「香港・マカオ」ということで同意しました。



行く直前に、インフルエンザ騒ぎが勃発しましたが、今更キャンセルだなんて勿体無いので強行突破です。
飛行機で4時間余り。
香港でマスクを着用しているのは、日本人だけでした。
次の日には、香港でインフルエンザが確認され、公共施設の職員さんはマスクを着けていましたが。



香港は、活気に溢れた街でした。
地震と土地がない為、建物は空高く伸びています。
とても空が狭い街。
高所恐怖症の人には辛いかなと思います。
噂に聞く「100万ドルの夜景」は、圧巻でした。
日本の夜景も綺麗ですが、それとは別の迫力がありました。
オープンバスに乗って、街を駆け抜けたのがジェットコースターみたいで楽しかったです。
料理も、当たり外れはありましたが、美味しい物ばかりでした。
初めてタピオカを美味しいと思いました。



マカオにも1日行きました。
香港は、元イギリス領、マカオは、元ポルトガル領。
同じ中国でも全く違う雰囲気でした。
個人的には、ポルトガル情緒が残るマカオが気に入りました。
世界遺産もたくさんあり、もっとゆっくり滞在して観光したかったです。
定番のエッグタルトは絶品でした。



マカオといえば、もう一つ有名な物が。
それは、カジノ。
母親と、恐る恐る挑戦してみることに。
ガイドさんお勧めの、3つのサイコロの出目を予想するゲームに挑戦。
賭け方は様々ですが、サイコロの目の合計が10以下か、11以上かを予想する解りやすい賭け方にしました。
最低掛け金は200香港ドル
日本円にして約3000円。
結果、3ゲーム参加し、3連勝。
200香港ドルが、800香港ドルに増えました。
こんなに簡単にお金が増えてしまうのだから、カジノに嵌まる人も多い訳だ。
ただ、カジノが儲かっているのは、負ける人がいるからです。
引き際が重要ということで、さっさと勝ち逃げしたのでした。
軽く、ギャンブルのスリルを味わえて大満足です。
私の抱くカジノとは、フォーマルな服装に身を包んだ紳士淑女と、カクテルを運ぶバニーガールと、強靭なボディガードという三流映画に出てきそうなイメージだったのですが、全くの別物でした。
ジャージを着た中国人のおじさんが多数見受けられました。



あまり期待していなかったこの旅行でしたが、思いの外楽しめました。
今度行く機会があるなら、マカオだけゆっくり観光したいと思います。
パスポート、あと10年使えるんだし。
母親曰く、「あなたを大学まで通わせてあげたのに、この語学力は如何なものかね。」
その件に関しては、反論出来ませんが。
英語も、広東語も喋れないけれど、海外旅行はやっぱり最高です。