ねじまき酒造始動

6月です。
この季節になると行う行事。
梅酒造りです。
一人暮らしを始めてから、細々と漬けていましたが、年々本格的に変化を遂げています。
最早、普通の居酒屋よりも梅酒メニューが充実しているという事態に。
お客様の「美味しい」という一言が何よりの肴です。



自家製梅酒といえば、ホワイトリカーに氷砂糖という組み合わせが一般的です。
しかし、折角造るのだから、普通ではつまらない。
毎年、少し変り種の梅酒を考案しています。
去年は、赤ワイン、紅茶、ほぼ無糖梅酒の三種を漬けてみました。
赤ワインは、一昨年も漬けて美味しかったのでリピートです。
調子に乗って2升漬けましたが、1年で完飲。
もともと、アルコールが低いので長期保存には向いていないのです。
紅茶梅酒は、かなりの上出来で、少ししか漬けなかったのが惜しい所でした。
ほぼ無糖梅酒は、超高級米焼酎をベースに漬けましたが、一般ウケはしなかった感じです。
しかし、今日飲んでみたら、いい味が出ていたので個人的な楽しみ用にします。



さて、今年はどうするか。
アレンジ方法としては、ベースのお酒を変えたり、プラスして何かを加えるか、氷砂糖を変えるくらいです。
色々考えた挙句、以下の梅酒を漬けました。



1.赤ワイン梅酒(赤ワイン+氷砂糖)
毎年恒例です。
ベースの赤ワインは、国産無添加の物。
安いワインでも美味しく仕上がります。
赤ワインが苦手な人やアルコールに弱い人でも飲みやすい一品。
砂糖は少ない方が梅の酸味が引き立つことを過去の経験から取得しました。



2.ブランデー梅酒(ブランデー+氷砂糖)
一昨年も漬けましたが、好評だったので復活。
ホワイトリカーと比べて、コクがあります。
熟すればする程、深い味わいになるので、長期保存を目的に漬けることにしました。
梅の実も相当美味しく仕上がります。



3.日本酒梅酒(日本酒+氷砂糖)
酒屋で売られていた梅酒用の日本酒を衝動買い。
どこかの居酒屋で飲んだ日本酒ベースの梅酒も美味しかったので、仕上がりが楽しみです。
1ヶ月ほどで飲めるようになるのも魅力的。



4.紅茶梅酒(ラム酒+氷砂糖+アールグレイ紅茶)
去年は、ジン+ダージリン紅茶で造りました。
適当に造った割には美味しかったので、今年は更に進化。
ベースのお酒をラム酒にして、紅茶は香りの良いアールグレイに。
原材料に結構なお金を掛けてみました。
ラム酒アールグレイも香りが凄く良くて、今から出来が楽しみです。



5.檸檬梅酒(ジン+氷砂糖+檸檬
今年の新作。
どこかの居酒屋で飲んだお酒の再現を試みようと。
造り方がわからなかったので、檸檬酒の造り方を参考にしてみました。
ベースは、去年紅茶梅酒で活躍したジンで。
どんな出来になるかは定かではありませんが、見た目はとても美味しそうです。
少量しか漬けていないので、ご来店のお客様限定にお出しする予定です。



以上、今年の梅酒は5種。

本当に居酒屋でも開業するのかという位に漬けまくっています。
梅も結構良質な物を使っているし、ベースのリキュールもケチらないようにしています。
保存容器の費用とかも考えると、買った方が数倍安いのは百も承知です。
これも、趣味の一環で、本人が楽しんでいるので良しとしましょう。
梅の香りと、リキュールの香りにうっとりしながら漬けている姿は、完全な中毒者。
しかし、誤解しないで下さい。
殆どの梅酒は、人にお裾分けするので、自分ではそんなに飲んでいません。
調子に乗りやすい性格な故、褒められると提供したくなってしまうのです。
今年は、記録の為に製造過程も写真に収めました。
mixiに載せてみたので、興味のある方はご覧下さい。
梅酒たちの仕上がりは1ヶ月から半年後。
今から楽しみです。