手から思い出

これは、これは。
本大賞1位も納得。

告白

告白



たった二日で読み終えました。
本当は、一気に読みたかったのだけれど、時計の針は深夜の2時を指していたので断念したのでした。
しかし、面白かった。
決して面白いというような題材ではないのですが、本から目が離せなくなってしまうのです。
一つの事件が、何人もの「告白」により明らかになってく。
同じ場面を違う視点から。
更にまた違う視点から。
語り手によって、誰が正しくて、誰が悪いのか、わからなくなってしまう。
自分という主人公から見た世界は、自分が一番正しいものです。
とにかく、構成も巧妙、オチも容赦ない、ここまで徹底されると面白いと言わざるをえないのでした。