3月13日13時13分13秒

たまたま、東野圭吾二連続。
まずは、文庫本。

怪笑小説 (集英社文庫)

怪笑小説 (集英社文庫)

短編小説集です。
これを読んでいると、星新一ショートショートを思い出しました。
かなりの皮肉を、同等量のユーモアでコーティング。
そして絶妙な味を堪能出来るのです。



パラドックス13

パラドックス13

東野圭吾とSFは、あまり繋がらなかったのですが。
何のジャンルでも面白い話を描くものです。
人によっては、好き嫌い分かれる作品かもしれません。



私は、どっぷりこの世界に浸かりました。
面白い、というか目が離せない。
まるで映画を観ているような、自分もこの世界を彷徨っているような。
実際、映画化されたらかなり残念な結果を招きそうだけれど。
だから小説が面白い。
小説を読んでいて、手に汗かいたのは久し振りです。
映像を観ているわけでもないのに、目を逸らしたのも久し振りです。
映像だと、目を逸らせば次のシーンまで運んでくれますが、小説では自分の目で直視しなければいけないのが残酷なところ。



下手なSF映画を観るよりは、こちらを読んだ方が数倍楽しめると思います。