単語が３つあればいい②

今更ですが、ベトナム備忘録完結編。

ベトナムの商
ベトナムもう一つの楽しみと言えば買い物。
アジア系の雑貨好きな私にとっては、たまりません。
因みに、ベトナムに着いて初めて買った物は「すげ笠」です。
友人と、「これがなくてはベトナムは歩けない」と言わんばかりに購入。
観光客の入らないようなお店で１個100円。
ベトナムは、基本定価販売という概念はありません。
その為、交渉次第では結構安くしてもらえます。

素敵な雑貨屋で、茶器やら色々買っても3000円くらい。
オーダーメイドのワンピースは、5000円しません。
やはり縫製が甘いですが、雑誌の切り抜きリストから「このデザインをこの生地で」と注文すると、自分サイズの似たような商品を１日で作ってくれます。
恐るべきベトナム。

あとは、市場体験も面白かったです。
Ｔシャツを買おうとしたところ、かなり吹っかけられました。
前日に路上で買った、同等品より６倍の価格。
交渉して多少はまけてもらいましたが、高い買い物でした。
市場だから安いと思うなかれ。
日本人は、葱しょった美味しい鴨です。
旅は、人の財布の紐を緩くさせます。

ベトナムの河
二日目は、オプションで「ディープなメコン河ツアー」に参加しました。
普通、日本の観光客が行くメコン河ツアーは、手漕ぎボートでほんの少し河下りする程度だそうですが、このツアーは違います。
数時間に渡り、水上マーケットや河で暮らす人々の生活を垣間見るような、密着型ツアーでした。
参加者は私と友人のみで、専属ガイド状態。
おかげで、とても得した気分でした。
ちょうど、観光中は晴天で、吹く風も心地良く、贅沢な時間を過ごしました。
滞在しているホーチミンからは車で３時間。
その道中も、観光地とは違う町の様子が見られて面白かったです。
河添いの田舎道とか、を自転車が走る長閑な風景は素敵でした。

しかし、ここは道路の整備が不十分でした。
高速道路ですら凸凹。
平均、９０チンさむ。
裏道に至っては、座席の上を跳ね回る程。
１２０チンさむ級に、文字通り笑い転げました。
旅は、日常風景であっても貴重な体験。

ベトナムの癒
物価が安いだけに、エステも激安でした。
ガイドさんに奨められて行ったエステ、４時間で10000円弱。
日本では考えられない価格です。
旅の疲れを癒しました。
極楽、極楽。
その日は最終日で、エステの後は超高級レストランでディナーと、これ以上ない贅沢セレブ気分を味わいました。
しかし、帰りの飛行機が１時間遅れるなど、トラブルが続き、帰国したときにはエステの記憶は遠い日の思い出状態に。
旅は、人に癒しと贅沢を提供します。

ベトナムの人
とても親切で良い人たちばかりでした。
ホテルやお店の人が親切なのは、当たり前ですが。
オプションツアーのガイドさんは、色々教えてくれた上、帰る直前にホテルまでわざわざ来てくれました。
宿泊したホテルで開催されていた結婚式に来ていた現地の子となぜか意気投合したり。
道に迷って困っていた私たちに道を教えてくれた人もいました。
今まで、色んな国に行ったけれど、もし住むならこの国が一番いいなと思う程、私はこの国が好きになりました。

私が海外旅行に行くときに、最低限使う言葉。
「こんにちは」「ありがとう」「美味しい」
その３つだけ。
この言葉をたくさん使ったってことは、素敵な旅だったという証拠です。