うまさん

福造は悟った。
この相棒、中身はどう考えても親父そのものであると。
酒だ、仕事だ、ゴルフだ、とやっていることが親父と変わらないのだ。
それに加えて、この場所だ。

久々に笑顔の相棒を見た。
この娘は、気分がよく変わるので疲れる。
人がいっぱいいる所に行くと云う。
ついでにお馬さんもいるよ、と。
そこは競馬場であった。
やはり、どう考えても親父趣味である。
福造は、呆れ果てた。

しかし、競争馬は美しい。
毛並みと筋肉、まるで芸術品だ。
今日、初導入の望遠レンズは大活躍である。
ただ、相棒の腕が追い付いていない。
走っている馬を撮るには、修行が足りないのだ。
後半は、どの馬券を買うかに気を取られている。
許せん。
すっかり機嫌を損ねた福造を、相棒は宥める。
いつもの光景だ。
そして、次の日に公園へ行こうと誘惑する。
福造は、まんざらでもない表情で、渋々許す。
それも、いつもの光景であった。

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久し振りに競馬場に行きました。
目的は、写真です。
軽く、天皇賞も気になるところでしたし。
天気も良くて、１日遊ぶには最適です。

若い女の人も結構いるんですよ。

親子連れも結構いるんですよ。

みんな競馬が好きなのです。

私も、せっかく来たからには、お付き合い程度に馬券を購入します。
１レースにつき４００円くらい。
本日は、３連複を的中させたので１日分の賭け金は戻って来ました。
だいたいこんな感じ。
大当たりはしないけれど、損はしない程度に勝つ。
でも１日遊べるのだから、儲けものです。

レースは、今回初導入の望遠レンズで以て撮影。
福造で撮った写真、シャッタースピードは速めにしてみたけれど、自信がないです。
現像したら、また怒られるかもしれません。
いつかは、背景を流した感じの写真が撮りたいものです。

天皇賞は、見事に外しました。