立ち上げ屋

ここ1ヶ月くらい、頭と体力を悩ませてきた仕事がひと段落。
何をしていたかと言うと、新設老人ホームの立ち上げ。
私の会社は、老人ホームに日用品やら消毒関係の商品だとか、消耗品を販売しているのです。



1件の老人ホームが初期に必要な物は、とても多い。
まずは、施設を建てる。
その次に、事務什器だとか、ベッドとかの備品。
カーテンとか、車いすなども。
そのあたりは、金額が大きく入札対象だったりするので、割と早く決まる。
そして、最後の最後まで後回しになるのが、私たちの扱う商品。
ここの施設に至っては、納入が始まったのが開設の1ヶ月を切ったという時点。
最初は価格が高いだの何だの文句を言われたけれど、短い時間でより安い業者を選定して、使い分けるだなんて時間は残っていなかった模様。
ぶっちゃけ、こちらの思うツボなのですが。



この物件に関しては、大人の事情で私は違う会社の社員ということになっていたりして、結構神経を使っていました。
話をした感じだと、厄介な感じの担当者で、返品だとか言い出されないように細心の注意を払った。
1個100円に満たないスポンジ1個から、値の張らない物をたくさん納入する。
それでも、まとめてみれば結構な額になる。
経験者が極端に少ないこの施設、決断も遅い。
納期との格闘になる。
1日でも発注が遅れると、開設に間に合わない。
私の扱う商品は、金額は安くても絶対に必要な物が多いのです。



昨日、無事竣工式を終えて、商品の納期も間に合って。
とりあえずは、一安心。
しばらくは、バタバタ落ち着かないでしょうけど、これで最低限のサービスは提供出来るはず。
今月、休日ほぼ返上で取り組んで来た甲斐がありました。



余談ですが。
納品しているときの、私の手際が良いと驚かれました。
段ボールを折りたたむ技術とか。
普段は、鈍くさい動きとでも言いたいのですか。
これでも、前の会社で車いす100台とか納品してましたからね。
その辺りの腕は鈍ってないです。
しかし、昔と違って、次の日に身体が動かない。
歳取ったんだな。
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