世の中、正論だけでは固くなる

これは、これは。

路上の神々

路上の神々



赤瀬川原平氏の、路上観察エッセイ。
トマソンはもちろん、思わず微笑んでしまうような写真と解説文。
何気ない風景や物でも、考え方ひとつで面白い物になってしまう。



最近、写真をコンテスト等に出品するにあたって解るようになったことがあります。
「題名」の重要さ。
コンテストに出す写真には「あのときこういう状況で、こんな風に思って撮って、こう思うのです」などと解説を入れることはない。
その写真が語ることであって、見た人が想像するものだから。
ひとつその想像に指標を立てるとすれば、「題名」しかないのです。
それで、見る人のイメージをがらりと変えることが出来る。
私は直観で題名を付けてしまう方だけれど、考えれば考える程難しいです。



ここで紹介されている写真の題名は、私の理想形です。
こんな風に、発想を柔軟にすれば、もっと面白い写真も撮れるんじゃないかな。