昔のデリケートなタブー

思ったよりホラーでした。

ふちなしのかがみ (角川文庫)

ふちなしのかがみ (角川文庫)

ホラーって。
お化けとかゾンビとか殺人鬼とか、そういういかにもな物が出てくる系と、人の想像に任せて、勝手に怖くなってしまう系があると思います。
私は、後者の方が怖い。
勝手に想像してしまう「何か」がとてつもなく怖い。
心理描写が得意の辻村深月ですから、勿論怖かった。
でも、やぱりお化けよりも超常現象よりも、人間が怖い。
それが言いたかった。