明日は明日の風が吹く

今日の晩酌は「プチ ルミエール」のロゼです。
以前、白は飲んだことがあって、美味しかったので今回はロゼを買ってきました。
言うまでもなく山梨出張中に、です。
白に劣らず美味しいです。
ロゼは色がキレイだから好きです。
もっとも、私は美食家でもソムリエでもないので、「この口当たりがどうのこうの…」なんて表現はできないので、あしからず。
もっと言うと、私の美味しい酒の基準は「飲みやすい」こと。
だから、クセの強いお酒はあまり好きではないんですね。
そのクセの良さがわからないので、まだまだ修行が足りません。



私が美酒に目覚めたのは大学二年のとき。
バイトで寿司屋で働いていたのがきっかけでした。
そこはチェーン店ではなく、地元の駅周辺では珍しいワンランク高級なお店でした。
江戸っ子で人情味のあるおやじさんとおかみさんがやっています。
そこでは結構な美味しい思いをさせて頂きました。
賄いも美味しいし(一晩煮込んだおでん、さんまの塩焼き、内緒でお刺身もらったりもしました)、金持ちな客に限って寿司は手付けずで残すので(コースでは寿司は最後の方に出るのです)、片付けのときに頂戴したり。
売上げが一定以上超えると「大入り」をもらえたり、なぜかお年玉、成人式の祝い金(特上寿司付き)までもらったり。
さすが江戸っ子、祝い事にはケチらない主義みたいです。



で、私が酒豪だということも気に入られ、ちょくちょくお店の高い日本酒ももらっていました。
中途半端に残ったから飲んじゃおう、みたいなノリで。
そこで、出会ったのが、かの有名な「久保田」の「碧寿」。
確か「萬寿」の次に高いやつだったはずです。
日本酒を美味しいと思ったのはこれが初めてでした。
それから、「萬寿」をこっそり飲み舌鼓を打ち、青森の地酒「じょっぱり」で夢見心地、新潟(だったっけか)「八海山」で確信を持ち…。
そんなこんなで、高級日本酒をたくさん飲めたことが今日の日本酒好きに繋がるわけです。



ちなみに、店員はほぼ酒豪だった為、仕事中でも酒飲んでました。
「お茶頂戴」
「何色?」
「茶色の」
茶色のお茶とはビールのことです。
湯飲みにビール入れて飲みながら仕事してました。
ビールは飲み放題だったので。
・・・今思うとすごいバイト先でしたね。