華麗なる経歴〜本編〜

ファイル1.建築物破壊〜施設編〜
記念すべき1人で運転初日のこと。
順調に施設訪問を終え、駐車場から一般道に出ようとした瞬間。
ラジオからゆずの夏色が流れてきました。
テンションも上がり勢いよくハンドルを切った途端、「ガガ…」変な音が。ヤバイと思いつつ、このまま行けるかと思いアクセルを踏む。
「ガガ…ガリガリガリ!!!!!?」
施設の花壇を破壊しました。
あまりにもすごい音だったらしく、50メートル以上離れ、しかも室内にいた職員が外まで出てくる程でした。
次の日、支店長と菓子折りを持参で詫びに行ったのは言うまでもありません。
幸い、許してもらえましたが、深い傷を負った車は2週間修理に出され、花壇は未だに車の赤い塗料が付いて、半壊したままの状態です。



ファイル2.建築物破壊2〜業者編〜
前任の上司と別々の車で、担当交代の挨拶をして帰るときのこと。
前進で駐車場に入れていたので、バックで出ようとした瞬間。
「ゴリ」…嫌な音がします。
私も過去の失敗から学びました。
「これ以上進んだら悪化する!!」
すぐに停車し、すぐに謝りに行きました。
幸い、壁の塗料が数センチ剥がれただけで済みました。
上司にはコテンパに叱られましたが。
それ以降、そこの業者に行って帰るとき、どこからともなく社員が現れ、3人がかりで誘導してくれます。
ちょっと優越感を覚えつつ、申し訳ない気持ちで一杯です。



番外編.教習所の刑
2ヶ月足らずの間に3枚も(あの後またぶつけた)事故報告書を作成したものだから、総務部より教習所行きの命令が下りました。
費用は給料から天引き。
教習を受けて、私に下された評価は5〜0レベル中「1」でした。
「コメント:極力運転は避けた方がいいでしょう」
本気でクビになるかと思いました。



ファイル3.衝突
ハードスケジュールの中、ぼ〜っとしながら車を運転していたときのこと。
丁字路に差し掛かった瞬間。
右折してくる車が1台。
「直進車優先でしょ、随分強引な車だ」と思いながら進んで、軽く衝突。
どうやら強引なのは信号無視した私だったようです。
全く気付かなかった。
幸い、相手は急いでいたらしく、警察へ行こうと促す私に笑顔で「大丈夫ですから」と去って行きました。
ライトとか割れてたけど…大丈夫ならいいんですけどね…本当にいいんですか?
一応、一人で交番に出頭、誠実さをアピールしておきました。



ファイル4.ひき逃げ未遂
ファミレスでまったりしていて、そろそろ帰るか、と思って車を運転し始めたときのこと。
駐車場から出た私を追う1台のバイクが私の車に並んだ瞬間。
ライダーの親父が一言「あんた、人引いたよ」。
さっぱり事情が飲み込めない私。
現場に戻ると一人のおばさん。
どうやら、後方にいたおばさんに気付かず曲がった際に、内輪差で彼女の足の先を踏んだようです。
さすがに人身事故は初めてで、脳裏には交通刑務所にいる自分を想像してしまい、真っ青です。
それよりおばさんの心配しろよ、と突っ込みたいところですが、生憎私は自分がかわいいので、自分の心配を一番にしました。
こういうとき、人間はとても素直です。
パニックに陥りながらも、なんとか警察に連絡しました。
怪我はなくとも、念のためおばさんは救急車で運ばれるし、野次馬は来るしで大変なことになっていました。
現場検証して、警察署で事情聴取。
ドラマさながらだと感心する余裕もなく、事は進みました。
私はさっぱり気付かなくて、そのまま数十メートル運転したわけですが、下手したら「ひき逃げ」扱いになってしまうそうです。
しかし、顔面蒼白の私を見て信じてもらえたらしく、警官はそうならないように調書を書いてくれました。
逆に、おばさんは見掛けが胡散臭かった(失礼極まりないですが)為か、逆に「当たり屋」の疑いがかけられたとか。
こんなんだから、警察不信は広まるんでしょうね。
怖い世の中です、おばさんには本当申し訳ないことをしました。
幸い、おばさんには怪我もなく、菓子折りとお昼代(もちろん支店長同伴)で済みました。
ちょっと踏んだだけでも、運が悪ければ下半身麻痺にもなりかねないので、本当に良かったです。



他にも、標識を曲げたり(一か八かで逃げました)、電柱にこすったり、60分パーキング未払いの紙を貼られていたけど無視していたり、全部摘発されていたら免許取り消しになりかねない行為を繰り返しています。
そのうち、会社に報告したのは上を含め6件位ですかね。
あとの6件程は闇に葬りました。



もう少し書きたいことがあるので、続きは次回に持越し。