お手軽本

今週は月曜の有給のツケが回ってきた為、ハードワークの毎日でした。
右のカレンダーが寂しくなってきたので、遡っての更新です。



今週読み終えた本。
ラジオデイズ (河出文庫―文芸コレクション)
この本はお馴染み、ヴィレヴァンで購入しました。
薄いのですぐ読み終わりました。
青春モノなんでしょうかね。
映画「リンダリンダリンダ」は女子高生の甘酸っぱさで、こちらは、大人になりかけの人の甘酸っぱさ、という感じです。
私は、言うまでもなく、前者の時期はとうの昔に過ぎました。
だから、昔を懐かしむ気持ちで楽しめました。
後者は、ちょうど今の私ですね。
共感しつつ楽しめました。



私が本をよく読む理由の話をします。
理由1.暇つぶし
だいたい、読むのは通勤電車の中、待ち合わせのときか、家にいて暇で仕方ないけどTVもつまらなくてどうしようもないときです。
よっぽど面白くて、続きが読みたくなる例外を除いて。



理由2.現実逃避
私は、とても影響を受けやすい性格です。
多分、カルト宗教に捕まると見事に洗脳されるタイプです。
本を読むときも同様、そのときに読んでいる本によって、私は世界を見る目が変わります。


例えば、江國香織を読むと、自分のペースが守れます。
日常のちょっとしたことにこだわりを感じて、自分に素直でいられます。


村上春樹を読むと、世の中不思議な世界です。
ちょっとどうでもよくなってきて、いつのまにか言葉では表せないけど何かに巻き込まれているような…。
客観的な視点を持つことができます。


星新一は、面白おかしいです。
日々の生活に客観的なのですが、楽しい解説が導入されます。


村山由佳を読むと、悲観的になりがちです。
もしかして、自分が一番不幸なのではないかと錯覚しがちでちょっと危険です。



このように、私は本というフィルターによって色々なことを考えています。
それが、密かに楽しいです。
本は知識を深める為だけに読むのではないと気付いた瞬間、それから本を楽しめるようになりました。