前々日の悲劇

私は、あまり感情を表に出しません。
というより、出していないと思っていると言った方が正しいでしょうか。
特に、「怒り」という感情を前面に出すことは少ないです。



今日、会社から帰宅したときのこと。
母と姉がまだ起きていました。
母「ホラ、いつ渡すの?お姉ちゃんに!!」
ねじ「は?」
姉「何かプレゼント買ってくれたんだって?ありがとう!!」
ねじ「・・・っ!!」



そのプレゼントとは、先日買った祝婚歌のことです。
そういえば、それを買った日、母にこう言いました。
「お姉ちゃんと○○さん(旦那)にプレゼントを渡したいんだけど、式の日渡す時間あるかな〜?」



ちょっと待ってください。
私は式の当日にあげようと言った筈。
それ以前に、なぜ母が姉にそれを伝えているんでしょうか。
全くもって理解できません。
私にとって、プレゼントをあげる意義は「驚く顔が見たいから」「喜ぶ顔が見たいから」です。
しかも、前者の方が大きなウエイトを占めているのです。
何を考えているんだ、この母は。



それでも何とか誤魔化そうと頑張りました。
ねじ「え?あぁ、テーブル?いつ買うのかなぁ、なんて・・・そのこと?」
姉の結婚祝いには居間に置くテーブルを依頼されていました。
母「え?この前言ってたじゃない?プレゼント買ったって。お姉ちゃんと最後に会えるのはいつかな?って。」
あぁ、もう終わりだ。これ以上修正不可能です。
私は母のその無神経さに震えました。
無表情になって何も喋りませんでした。
姉も、この状況を察し、マズイと思ったらしく、
姉「あ〜、本当?もしかしてテーブル内緒で買ってくれたりしたの?」
と、苦し紛れのフォローを入れてくれました。しかし・・・
母「違うでしょ?あ、もしかして言っちゃいけなかった?」
 

・・・プチン


何だか怒りを通り越して泣きたくなりました。