自身操質

会社の先輩から良い話を聞いたので紹介します。
先輩は、私に「自分自身に自信がある?」と聞きました。
私は「ないです」と即答しました。
私はよく周りから「自信がなさそうに見える」と言われます。
マイナス思考な性格故でしょうか。
昔からコンプレックスばかり抱えて、自分に自信などないです。
怒られれば、それを全部受け止めて凹みますし、誉められると疑心暗鬼になって半分しか受け入れることができません。
中々直すことができません。
努力をしようにも方法がわかりません。
そんな私にしてくれた話です。



仕事に例えて話をしてみます。
A「あなたは、今から行く先で商談を成立させる自信がありますか?」
B「いいえ。準備が不十分なんです。」

Bさんの自信のなさは「準備が不十分」という理由からきています。
もし準備が十分ならば、それが自信となります。

しかし、この商談は100%失敗するとは限りません。
客は既に買う気でいるのかもしれませんし、Bの人柄が気に入って買ってくれる可能性もあります。
成功する可能性はほんの少しでも、常に存在するのです。
ゼロでない可能性に自信を持つこと、それが本当の自信だと言われました。



個人差はありますが、なかなか完璧な状態に持っていくのは難しいです。
もし完璧でないとそれを理由に自信が持てなくなってしまいます。
それではいけない。
同じ状態で、自信を持って挑むのとそうでないのとでは大違いです。
仮に失敗しても、その経験を生かすことが出来ればいいのです。
必要なのは飛び込める自信と、失敗する経験、そして次に繋げる強さ。



案外、人から本気で「絶対あなたならできる」と言われることは少ないと思います。
もし、そう言ったのに失敗したとき、責任が取れないからです。
だから、自分が自信を持たないとだめなんです。
先輩から聞いた話はすごく良い話だと思いました。
特にこんな性格の私には。
上手く文章に出来なかったので、どこまで伝わったか心配なところです。