お得意さんとお疲れさんは今日の左手が軽かった

今日も会社を出たのは11時過ぎでした。
例の如く、私は時間を買いました。
タクシーを拾って、決まり文句を一言、「環七沿いの〇〇病院近くにあるセブンイレブンの前までお願いします」。
そこから運転手のおじさんとの会話が始まりました。



運転手(以下:運)「帰り遅いですね〜。出張ですか?」
私「普通に仕事ですけど…(大きい荷物持ってないし、なんで出張なんて聞くんだ?)」
運「都バスの最終は何時なんですか?」
私「10時15分ですよ。せめて、割増になる前には帰りたいものです(なんでバス使ってるってわかったんだ?このルートだからかな?)」
それから、ぽつぽつ会話をしましたが、なんだか向こうは私のことを知っているような感じでした。
どうも、おかしい。



そして、下車する直前に疑問は解消されました。



運「お客さん乗せたのこれで3回目くらいだよ。この前はスーツケース引きずって、山梨の話聞かせてくれたよね?その前は仕事の愚痴だったかな〜(笑)」
全然気付きませんでした。
その運転手さんの家が会社の近くにあるらしく、休憩してから仕事に出ると、ちょうど私が手を上げているとのことでした。



広い東京での些細な偶然に、少しだけ嬉しくなりました。
運転手の名前をしっかり覚えました。
今度乗るときは、「いつもの場所まで」と、言おうと思います。