身に付いていた知恵

今日、友達の紹介でエステの無料体験に行って来ました。
エステです、緊張します。
初めてのエステに緊張していたのもありますが、何より気を付けていたことは「うっかり契約しないこと」です。
タダより高い物はないってやつです。
恐らく、エステ側は必死になって契約させようとしてくるのだろうと、覚悟の上です。



エステ、最高でした。
顔のコースだったんですけど、終わった後の化粧塗りが違います。
ゲルマニウム温浴なるものもやりました。
なんとなく、毒素を排出した気分。
何より、エステティシャンの口の上手さが良かったです。
自分の身体の状態とか、ここが悪いだとか、勉強になりました。
こんなこと、毎週通えればどんなに幸せでしょう。



一瞬、心が揺らいだものの、端から通う気などない私。
衝立の後ろでは、おばさんが勧誘から逃げようとしている会話が。
隣のブースでは契約を交わしている女性が。
私は、「どう勧誘されるのか」「なんて言って逃げようか」少しワクワクしていました。
営業という職業柄、交渉アドレナリンが排出されていたようです。
悪いな、と思いつつエステティシャンの話を真剣に聞いていました。
最初に書いたアンケートとか、会話の中に上がった話題の一つ一つが勧誘の伏線でした。
逃げ道を消していって、契約に持って行こうとするテクニックは営業という観点から見ると見事だと思いました。
商品の内容は違えど、参考になりました。
そんなエステとは無関係なことに感心しつつ、しっかり逃げ切りました。
私も営業の端くれなので、断り方も心得てます。
こんな場面でこの仕事が役に立つとは思いませんでした、侮れません。



やるだけやっておきながら、結局逃げる。
本当、嫌な客でした。
でも楽しかったです。
あと給料5万円高ければやっても良かったんですけどね。