はたして、推理の結果は

今日読み終えた本。

六枚のとんかつ (講談社文庫)

六枚のとんかつ (講談社文庫)

久しぶりにミステリーを読みました。
以前は推理小説の類をは食わず嫌いで読まなかったのですが、たまたま読んだ北村薫覆面作家シリーズ(ISBN:4043432011)が面白くて、考えを改めました。
なんとなくですが、推理小説堅苦しいイメージがあったので、遠のいていたのです。



しかし、この小説は馬鹿で下品です、良い意味で。
表紙からして、普通じゃないのはわかるかと思います。
何とも言えないダルダル感が好きです。
さすが、ヴィレヴァンのお勧めです。
多少ネタバレしますが、アホな推理で突っ走り、自信満々に事件の真相を間違える主人公なんて初めてです。
その馬鹿っぷりは板谷バカ三代 (角川文庫)の登場人物といい勝負かと思います。
もっとも、板谷家は実在するので、やや次元が違いますが。
少し脱線して、この本は同期が勧めてくれたので読みましたが、かなり笑えます。
話は戻って、後半はマトモに名推理をしていたので、安心しました。
電車で読むときは注意が必要です、ついつい吹き出して、怪しい人の仲間入りです。