簡単というのは大切なことだ

今日読み終えた本。

東京タワー (新潮文庫)

東京タワー (新潮文庫)

文庫版が店頭に並んでいたので買いました。
江國香織の文庫は欠かせません。



映画自体は観なかったのですが、頭の中では黒木瞳岡田准一が動いていました。
先入観が大きいのかもしれませんが、映画のキャストは適役だと思いました。



感想としては、いつもの江國ワールドでした。
基本的に、江國香織の小説に出てくる人物はマイペースです。
悪く言えば自己中極まりないと思います。
絶対、そんな人が近くにいたら友達にはちょっとなりたくない人物です。
しかし、小説を読んでいる限りでは、その世界にどっぷりです。
不思議と好感さえ持てます。
それは、自分が出来ないことをしている彼、彼女らへの憧れなのでしょうか。



この本も、読んでいるときは、映る世界が江國ビジョン。
それが、彼女の本にはまる理由なんです。