ワビサビと春蘭

4月は新しいことが始まる季節です。
どことなく緊張感やら、期待やら不安やらが渦巻く季節です。
私も、社会人3年生です。
ようやく、仕事と酒だけの生活から脱出する余裕が出てきました。



話は変わって、我が家の暗黙のルール。
「休みの日に一番先に帰った人が夕飯を作る」
いつのまにか出来たこのルール、我が家は皆働いているので助け合いが必要なのです。
私も、生活費は払っているものの、親の脛を齧りっぱなしなので異論はありません。



今日は、私が一番乗りでした。
仕方なく、夕飯を作ろうと冷蔵庫を物色したところ、ロクな食材が入っていませんでした。
もっとも、レパートリーが少ないので選択肢がないだけですけど。
それでも、無理矢理にも三品程おかずを拵えました。
学生時代、某ファミレスバイトで、食券回収・調理・配膳・片付けをたった一人で3時間回すという有り得ない作業を強いられていた経験があり、手際は良い方です。
中華鍋さばきと餃子を焼くのが特技です、多分。



そして、並んだおかずを目の前にした親の一言
「ねじまきの料理って居酒屋メニューっぽいよね…」
ビールを片手に持った私には反論の余地はありませんでした。