新たなる経歴

最近、日本の制度はどんどん変わっています。
タバコが値上がりしたり、道路交通法が改正されたり。
住みにくい世の中になったものです。



道路交通法の改正。
以前に増して、路上駐車の取り締まりが厳しくなりました。
民間委託の取り締まりだなんて、冗談じゃないです。
車を運転しない人には大して問題ではなく、むしろ路上駐車がなくなって良いのかもしれません。
しかし、仕事で車を使い、尚且つ駐車場のない都内を担当している私には死活問題です。
運送会社の人も嘆いていました。



私は、改正6日目にして、早くも捕まりました。
最近、帰りが遅い日は会社から社用車で自宅に帰ることを黙認されています。
家の駐車場は1箇所なので、路駐しています。
もっとも、車で帰るときは深夜12時くらい、家を出るのは7時前なので、あまり近所の目に触れることなく遂行していました。
その日も、帰りが12時を過ぎていて、次の日も6時15分に家を出る予定だったので、余裕だと高をくくっていました。
しかも、ここは埼玉の田舎です。
取り締まりなんて遠い国の御伽噺だと信じていました。
朝、無情にも車には黄色いステッカーが。
時間5時50分から5時55分までチェック、5分以上停めていたので違反です、と。
いくらなんでも、早過ぎです。
何かの嫌がらせとしか思えません。
実際、近所の人が密告したのだとは思いますが。
怪しいのは近所に一人はいる捻くれたいじわるおじさんです。



罰金15,000円。痛すぎる出費です。
更に、悪夢は続きます。
その日の仕事はショックで上の空です。
いつもは携帯電話にイヤホン付けています。
そのとき、電話の主の声が遠くて、イヤホンを外して電話していました。
次のアポまで間がなかったので、停めて話すわけにもいかず。
気付いたら、横に白バイ横付け。
切符切られました。
罰金6,000円。
その日に警察に収めた金額21,000円。
去年の信号無視9,000円を上回る記録です。
私の日頃の行いが相当悪いとしか思えません。



自業自得にしろ、違反金を振り込むときの屈辱といったらこの上ないです。
百歩譲って、携帯電話は良しとします。
しかし、駐禁には納得いきません。
嫌味ったらしく早朝に切符を切った○○さん(絶対この名前を忘れません)にはお金がもらえるのです。
私が汗水たらして得たお金の一部が奴の懐に。
「これで△△円儲かった」とほくそ笑んで取り締まる○○さんの姿が目に浮かびます。
○○さんの顔は知りませんが。
この法改正でどれだけ警察と天下り親父の元にお金が転がり込むことか。
その違反金で、都内の駐車が多い場所に駐車場を作るとかなら納得もいきますが。
絶対的に駐車場が足りないのに取り締まるなんて、理不尽です。
監視員に暴行を働いた人もいるそうですが、仕事で車を使う人々は内心「グッジョブ☆」と思ったに違いありません。
これから、相当仕事がしにくくなります。
これ以上切符切られたら免停なので後がありません。



せめて、「違反金は、交通遺児や世界の恵まれない子どもたちの為に使います」というのなら、支払う方も「ま、仕方ないか」と心穏やかになると思います。
本日の日記は怒りと虚しさと後悔の念に囚われているので、多少文体が崩れています。