あの日の憧憬

ページ数が少なかったので、すぐに読み終わってしまいました。

アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)

アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)

この話は、中学生を主人公とした3編の短編集です。
この著者の本は初めてですが、読みやすくて綺麗な文章なので気に入りました。
違う作品も読もうと思います。



思えば、中学生だった頃は10年前です。
私の住む地域は、埼玉県の中途半端な田舎です。
当時、ヤンキーがまだ生息していました。
卒業生と思しき暴走族が校庭に侵入し、先生と追いかけっこしていたり、窓ガラスが片っ端から割れて報道されるなど、愉快な学校でした。
上下関係も厳しく、1年生は「上級生とすれ違ったら挨拶する」「第一ボタンを開けてはいない」「スカート丈はひざ下厳守」「靴下にワンポイントが付いていてはならない、ルーズソックスなんて以ての外」など、今思うと馬鹿馬鹿しい暗黙のルールがありました。
それを破った者には、トイレに呼び出されシメられるという、なんともベタなお仕置きが待っています。
ある意味、そのヤンキーたちのお陰で、大半の生徒の風紀が守られていたわけで、ある意味先生と癒着していたのではないか、と新説を立ててみました。
しかし、今母校の生徒を見ると、スカートはひざ上です。
時代は変わるものです。



最近知った新事実。
「ダサイ」という言葉の由来は「だって埼玉だもん」の略語だったらしいです。