いっそのこと孤独を受け入れてみようと

読書の秋が近づいてきました。
今年は食欲の方が勝りそうなので、今から危惧しています。

マドンナ (講談社文庫)

マドンナ (講談社文庫)

この著者の「イン・ザ・プール (文春文庫)」がとても面白かったので選びました。



これは、会社で頑張るお父さんたちの短編集です。
主人公たちが、40歳過ぎの管理職クラスの親父たちなだけに、親父臭が漂う作品でした。
そんなことで、感情移入は出来ませんでした。
ただ、サラリーマン社会で働くという点だけは共通点でした。



共感こそ出来なかったものの、読みやすくて面白かったことは確かです。
最後に収録されていた「パティオ」がほっくりしていて好きでした。
社会の荒波に揉まれて流され、ときには逆らうお父さんたちに読んでほしいです。