今、じん

どうしても、気になってしまう話題の本。

手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)

映画は観るつもりありませんが、原作は面白いという確信があったので購入しました。



さすが、東野圭吾でした。
期待を裏切りません。
東野圭吾の作品の中でも評価が高いだけのことはあります。
最後の方になって行くにつれて、話だけではなく、読み手の感情も加速します。
そして、最後の頁を読み終えた後の気持ちは、癖になります。



そして、題名の付けかたもとても絶妙です。
言うまでもなく、この話では様々な「手紙」が重要な役割を占めています。
それが良い意味で、憎くて仕方ないのです。




ジョン・レノンの「イマジン」という曲を介した解説も納得で良かったです。