恋に落ちる瞬間

新居も無事決まったところで、次は内装をどうするか思いを巡らせます。
最初は物は少なくて良いと言いますが、それでも必要な物はたくさんあります。
家具に電化製品に消耗品に、頭と家計がパンクしそうです。
それでも、自分専用だと思うと嬉しいものです。



電化製品は、洗濯機、冷蔵庫、オーブンレンジ、掃除機、等、まとめ買いして、電気屋さんに大分安くしてもらいました。
最初は、資金もないし、それぞれ一番安い物で良いかと思っていたのですが、結局は選り好みしてしまい、早くも予算オーバーです。



インテリアも、とことんこだわるつもりでいました。
なるべく、手持ちの家具を使いたいのですが、統一感に欠ける。
既に、何も考えずに買ったカーテンの色を後悔し、どうしようかと発狂寸前です。
一人暮らしを考えるにあたって、友達から良い本を紹介してもらいました。

独り暮らしをつくる100 YOUR OWN DOORS

独り暮らしをつくる100 YOUR OWN DOORS

よくあるインテリア雑誌はいかにも現実離れしています。
あまりにも高い外国製の家具だらけだったり、明らかに広すぎる部屋だったり。
しかし、この本はいたって現実的です。
狭い部屋をいかに住み良い部屋にするか教えてくれます。
どこまで参考に出来るかわかりませんが、面白い本でした。



先日、吉祥寺まで買出しに行きました。
吉祥寺は大好きです。
あまりにも素敵な雑貨屋が多すぎて、パニックです。
私の好きなヴィレヴァンが2軒もあるのです。
本来の目的である、キャビネットやラグマットを二の次に寄り道ばかりしていました。
そして、手には雑誌が入った買い物袋。
BRUTUSのバックナンバーを買いました。
伊藤若冲特集だったのです。
そこに載っていた文章がとても素敵でした。
伊藤若冲の素晴らしさがわかりやすく、スマートに綴られていてカッコ良い。
良い文章に出逢えた瞬間、とても幸せです。
一瞬にしてこの文章の虜です。



家に置く雑誌は増える一方、それを収納するキャビネットも気に入ったのが見つかりました。
しかし、年末の為、納品は引越しの日の翌々日。
しばらく片付きそうもない部屋で過ごす羽目になりそうです。