魔窟探検

相変わらず、部屋の片付けが終わっていません。
しかし、現実から目を背けることが出来ません。
数年間放置し続けていた押入れの中を整理しました。
埃で肺が危険だと思ったので、マスクに軍手着用、窓全開です。



押入れの整理は悩む必要がありません。
95%が要らない物だと知っているからです。
しいて言えば、ゴミの分別方法くらいです。



押入れの中には、捨てるのが面倒くさい物(ゴミとも言う)の放置場所です。
その大半は、大学の講義ノートや過去問、中学校の教科書にテスト、作文など。
高校時代の物がないのは、卒業時に入れる隙間がなかったので、その場で処分したと思われます。
その他、大きいチェス盤やモノポリードンジャラまで。
ちなみに、我が家のドンジャラパーマンでした。



卒業時は、何か役に立つかもしれないと捨てられなかった教科書やノート。
その多くは日の目を見ることなく捨てられる運命にあります。
捨ててないことすら忘れていた程なので、当たり前ですが。
整理をしていると、昔の学習の軌跡を覗きたくなるのが人情です。
自分は、今と全く変わっていませんでした。
ノートの随所に見られる「ミミズ文字」そして白いページ。
眠かったみたいです、むしろ寝てました。
クジ運が悪くて、度々教壇の真ん前になりましたが、関係ありません。
会社で催される商品勉強会でもよく寝てました。
何一つ、成長してませんでした。
そして教科書を見て、思わず噴出してしまいました。
落書きだらけ。
特に、英語と歴史の教科書、殆どのページに落書きしてあります。
しかも、ブラックユーモア溢れる会心の作
自賛とはわかっていても、過去の自分のセンスに拍手。
こんな教科書、先生に見つかったらどうするつもりだったのだろうかと心配になります。



寄り道を繰り返しながら、なんとか押入れの殆どを整理するに至りました。
押入れから出てきた教科書、ノートを積み重ねると、私の背より高くなりました。
恐るべき押入れ。
と、いうよりも私の怠惰。
もし、私が不慮の事故などで突然死してしまって、親がこの押入れを整理したとします。
次々に、露出する落書きだらけの教科書、またの名を恥ずかしい過去。
元気なうちに処分出来たので良かったです。



果たして、新居は整頓された状態で保てるのでしょうか。
冗談抜きで、リアルのだめ部屋になりそうです。
いえ、そんなことにはさせません、多分。