指の先まで

私は、マニキュアが苦手です。
滅多に塗ったりしません。
何となく、爪呼吸が出来ないような気になって息苦しいことが一つ。
高校生の頃から飲食店のバイトばっかりしていたので、職業柄というのが一つ。
社会人になっても、修理だとか納品だとかで爪がボロボロになってしまうことが一つ。
自分の爪の形が好きじゃないのが一つ。
普段塗りなれないものだから、上手く塗れないことが一つ。
せっかく塗っても、乾くまで待つ時間が苦痛なことが一つ。
そして、マニキュアを塗った手で料理をすることが何より許せないことが一つ。
それは生理的に受け付けません。
別に潔癖症ではないのですが。
昔、某アイドルがお昼のバラエティ番組で料理に挑戦していたのです。
マニキュアべったりの手で。
幼心に、「こいつ、普段絶対料理しないんだろうな〜」と減悪寒を覚えました。
それ以来、何かダメなのです。



土曜日、友人の結婚式に出席して来ました。
久し振りにマニキュアを塗りました。
中々落とす時間がなく、家事をすることもなかったのですが、今さっきようやく落とせました。
手が軽いです。



さて、マニキュアを塗る暇もない程、自炊している私ですが、現実はシビアです。
食費はとことん切り詰めています。
もやしが主食になりつつあります。
あんなにボリュームがあって40円、何て素敵な貧民食。
すっかりもやしレパートリーが増え、毎日食い繋げます。
2日に1回はスーパーでもやしを購入しているので、店員に「もやしの人」と後ろ指指されているような気がしてなりません。



そんなに切り詰めても、飲み会は断らないし、お酒も買います。
職場の人から「野菜が20円安かった高かったで一喜一憂する位なら、禁酒すればいいのに」と切り捨てられました。
人は、お金の価値観が違います。
その人も、やりくり上手ですごい節約しているくせに、洋服と電化製品とマッサージやエステには糸目を付けないそうです。
私も、1本100円の大根を買おうかどうか迷うくせに、130円の発泡酒は躊躇なく買えます。
インテリアも妥協しないです。
こうして、日本経済は活性化しているんだと思いました。



最近、加地君は新芽が出てきて、良い感じです。
一方、木村さんは葉っぱ茶色くなって元気がないです。
日照不足が原因なのか、どうなのか。
心配です。