グッチの事情

気付けば、一人暮らしを始めて早5ヶ月。
全部自分の好きなようにして、毎日を楽しんでいます。
しかしながら、家計は火の車。
月末には通帳の残高を見るのが冷や汗ものです。
散財を繰り返し、明日の食べ物を心配することなく生活していた実家時代とはかけ離れた生活を送っています。
それでも、この快適な生活は捨て難いもので、給料日前の緊張感が妙に可笑しくて嫌いではないです。



家計が苦しいとはいえ、これといった節約には及んでいません。
実家にいるときよりは、電気をマメに消したり、水を大切に使っていますが徹底はしていません。
強いて言うなら、家で食べる物は自炊して惣菜に頼らず、内勤の日は弁当を持参すること位です。
あと、必然的に煙草は辞めました。
アルコールを断つことが一番の節約なのでしょうが、こればっかりは無理です。
自炊をすると、日々消費期限との戦いです。
「あの食材は今日中に調理しなければ」という使命感に駆られます。
貴重な食べ物は無駄に出来ません。



日曜日の時点で冷蔵庫にあった食材
・薄切り餅
・ピーマン
・水菜
・茄子
・トマト
・もやし
・アボガド
・ジャガイモ
・玉ねぎ
・にら
・長ネギ
・辛子明太子
・エノキ茸
・舞茸
うずらの卵(ゆでてある)
・玉子
・その他


普段は、そんなに充実していません。
土曜日に友人が来たときの名残です。
これらを1週間で調理し尽しました。
そのままで食べたのはトマトくらいです。
あとは、にらが半束腐ったり、辛子明太子を冷凍した意外は、何かしらの手を加えて頂きました。
食材がたくさんあると、想像のし甲斐があって良いです。
偶然、絶品貧民料理を開発出来たので、今度毒見をしてもらおうと思いました。
人の数だけ食べ方がある。
これらをどう料理し尽せるか、暇な方は考えてみて下さい。




少々脱線しました。
一人暮らし開始直後は、初任給がまだだったので極貧でした。
しかも、金遣いは実家暮らしのままだったので、破産寸前でした。
引越し関係でばんばん使ったクレジットカードの返済額は衝撃的でした。
銀行から不吉な灰色の通帳が送られてきたときには、どうしようかと思いました。
ようやく給料が入り始めた2ヶ月目。
まだまだあった、クレジット返済。
失業保険が遅ればせながら入ったのでギリギリ乗り切ります。
収入も落ち着いたかと思われたときに襲われた寿ラッシュ。
友人の結婚はめでたく、招待されることも光栄です。
しかし、2ヶ月連続のご祝儀の捻出は至難の業でした。



今月は京都旅行をしましたが、それでも今までに比べたら余裕があります。
ようやく借金返済とささやかな貯金に回せると胸を撫で下ろしたところにやって来た魔の通知。
「市県民税」です。
全くの予想外です。
義務なので、仕方ないのですがショックです。
給料から天引きだと気にならないのですが、いざ税金だけ提示されるとなぜか悔しいです。
自分もこんなに国の為に貢いでいるのか、と感慨深くもあったり。
とにかく、高いです。
まったく計算外の出費を抱え、通帳を眺めながら途方に暮れる金曜の夜でした。