、神様

読み終わるのに時間は要りませんでした。

とかげ (新潮文庫)

とかげ (新潮文庫)

ページ数が少ないのでさっくり読めました。



この著者の文章はとても心地よいです。
でも濃厚で、しっとりしている感じがします。
なんとなく、ロイヤルミルクティーみたいなイメージです。



短編集なのですが、特に表題作の「とかげ」での一節がすごく好きでした。
はじめてとかげの手を握ったときの描写、すごく素直で切実で可愛くて、これぞ愛しい文章といった感じでした。
あと、表紙のデザインとかも好きです。