2cm高い場所から見る世界

昨日は、千葉までお墓参りに行ってきました。
母親と、母の姉と3人で。
無論、私は運転手です。
ねじまき家はどうやら運転の才能が皆無らしく、そろいも揃って運転下手です。
先日、父はスピード違反で捕まり、違反者講習の適性検査で最低ランクだったとのこと。
偶然にも娘と同じ結果でした。
そんなどんぐりの背比べ的な運転技術ですが、高速経験値が高いという決め手により、私が一番運転上手とされ、この度抜擢されたのでした。



おばさん二人の相手をするのは大変でした。
それでも懐かしい田舎の風景と幼い頃の思い出。
山の緑と空の青、少し足を伸ばして見た海は遠い記憶。
今回の報酬は、道の駅で購入したカボチャと、美味しい豆腐屋さんで貰ったおからです。



部屋に戻り、早速加工します。
仕事が休みの土曜か日曜の暇な時間は決まって料理をします。
何かに取り付かれたように黙々と作ります。
本日の料理は、すっかり定番と化した「カボチャの煮つけ」と「卯の花煮」。
この二つのレシピは、安上がりなのに美味しくて栄養満点、その上ヘルシーという理由から、何回も作っています。
最初はあまり上手く出来なかったものですが、だんだんコツも掴めてきて調子に乗っています。



まずは、カボチャの煮つけ。
いつもは、愛用の小さめ行平鍋でカボチャを煮るのですが、今回は大きいカボチャだったので、滅多に使わない大きな鍋で煮ることにしました。
煮物は、煮詰まらないと結果がわかりません。
そのギャンブル精神が好きです。
台所に広がる良い匂いを楽しみながら、コトコトしている鍋を見守っているときも好きです。
さて、気になる今回の出来はというと、失敗しました。
鍋の大きさがいつもと違うので、水分量を誤ってしまいました。
煮え切らないうちに煮汁が蒸発するという失態。
急いで、追加しましたが、色も形も味もいまいちでした。
とても悔しい。



次に、卯の花煮。
そのときによって、入れる具は違います。
今日は、ゴボウ、人参、枝豆、長ネギ、しいたけを入れます。
「煮」とはいえ、実際は炒めるのに近いです。
深いフライパンいっぱいの具とおからに調味料とだしを入れて汁気がなくなるまで混ぜます。
結構な重労働です。
気分は、給食のおばさんです。
この出来は、今までで一番でした。
ポイントは、隠し味に入れたお酢です。
偉大なる父の教えでした。
大量に作った卯の花煮は冷凍保存します。
それだけで一週間は食い繋げそうな量です。
ちなみに、一番消費する調味料は「酒」です。
たくさん入れると美味しくなるような気がして、ついつい大量に入れてしまいます。



このように、煮物など和食系料理を作ることにはまっています。
得意料理は、酒に合うつまみ。
創作チャーハンやパスタもときどき作ります。
そんなことを書くと、さぞかし料理上手に誤解されがちです。
不得意料理もしっかり存在します。
手作り料理の憧れの的、肉じゃがとハンバーグ。
よりによってこの二品目。
いくら作っても成功しないので、最近は挑戦することすら諦めました。
そもそも、ジャガイモは冷凍保存に向かないのが生意気です。
それでも作ろうとした肉じゃが。
良い調子で煮込んでいる所に携帯が鳴りました。
通話しながら調味料を投入しました。
古典的なドジっ子の如く、砂糖と塩を間違えて投入してしまったという苦い過去。
我が家では三温糖を使用しているので、色からしても違うのに間違えてしまった屈辱。
ハンバーグに関しても、なぜか美味しく出来ません。
そこは潔く、外食か実家で食べることにしようと思います。
まだまだ、修行が足りません。
あと、材料を買う資金が足りないというのも深刻な問題だったりします。
庶民料理が一番です。