魔法を信じるかい?

前から読みたかった重松清です。

厳しい現実に疲れきって、「死んでもいいかな」と思ったときに出会う魔法。
ワゴンに乗り込んで、やり直しの旅に出る。
結局は何も変えられない現実、でも何かを変えようと思う気持ち。
辛い過去は、実はたいせつな場所。



最初はあまり話に乗れなくて、約500ページもある小説が長く感じました。
しかし、読み進むうちに自分もワゴンの一員になっていました。
最後は、ついつい涙ぐむ始末です。
電車の中でしたけど、関係ないです。
読了後は、ほんわかした気持ちになれました。



エピローグとプロローグがとても素敵な一冊です。
あと、タイトルも素晴らしいと思います。