気付いてるけれど蓋をするんだ

せっかくの休日だから、たまには映画に行って来ようかと思ったけれど、意外と観たい作品がありませんでした。
それでも無理矢理観て来ました。
河童のクゥと夏休み 絵コンテ集
不覚にもアニメです。
周り、殆ど小さいお子様連れでした。



この作品を観ようと思った理由はいくつかあります。
友達が「観たいんだよね〜」と言っていたから興味を持ちました。
私の住む町のいたる所に映画のポスターが貼ってあります。
「クゥのふるさと○○○○市」本当でしょうか。
そして、かなり泣けるという評判。



結果から言いますと、大号泣でした。
だいたい話のあらすじは読めてしまうし、製作者の泣かせたい意図もわかるのですが。
もう、「あざとい」としか言いようがないです。
涙ボロボロ流して泣いたのは、久し振りでした。
この消毒作用が、快感です。



どちらかというと、子どもの付き添いで来ている大人の方が泣いているのではないかという不思議な現象が起きていました。
小さかった頃の甘酸っぱい思い出とか、不甲斐なさとか、無邪気さとか、そんな気持ちを思い出すと泣けてくるだなんて。
自分もすっかり歳を取ってしまったようです。
とにかく暖かいです。
凄く上手い具合に日常が切り取られていて、登場人物の表情とか言動が自然で。
思わぬ作品にめぐり合ってしまいました。



そして、この映画の舞台は私の住む町でした。
私の部屋のすぐ横を流れる「黒目川」。
駅の構内も再現されていました。
あの黄色い車両はまさしくS武I袋線でした。
なんだか嬉しかったです。
今度、黒目川散歩をして、クゥが発見された現場を探してみようかな、と思いました。