から、から

更新出来ないまま読了3冊目。

いいわけ劇場 (講談社文庫)

いいわけ劇場 (講談社文庫)

ブログを始める前は、この著者の「無印シリーズ」が好きで、読みあさりました。
最近読んでいないので、手に取るに至りました。



この小説は、色々な「依存」を書いた短編集です。
特筆すべきなのは、主人公それぞれが、依存と楽しんで生きている点です。
それは、生きる楽しみであり、活力なのです。
全編通して、依存に悩む訳でもなく、止めようと思うのでもなく、「これが自分だ」「何よりもそれが大事」と開き直っている所が良いです。
依存は、マイナスイメージが強いですが、必ずしもそうとは限らないと思いました。



私は完全なアルコール依存だと自覚してます。
だって、楽しくなりたいし、泣きたいし、笑いたいし、美味しいし、忘れたいし、疲れてるし、眠たくなるし。
多分、「一生お酒飲まないなら1000万あげる」と言われても即答で断ります。
それが1億だったら1週間悩んで断ります。
人によって、依存する対象は違えども、生きる活力があってこその人生です。
気持ち悪いです。
二日酔いで、胃はぼろぼろなのに今夜も晩酌してしまいました。
だって、コレがないと生きていけないんだもん。