グリーニッカー橋にて

まだまだ、読むべき作品はたくさんあるのです。

半落ち (講談社文庫)

半落ち (講談社文庫)



アルツハイマーの妻を殺した現役警察官。
自首するに至る、空白の二日間。
その二日間を巡り、巧みに組織とか家族とかが描かれていきます。
犯人である梶を取り巻く、6人の視点から物語が進むというのが巧妙で面白いです。
そして、明かされる空白の二日間。
思わず泣きました。
最近、どうも涙もろいようです。